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カーギル、風力推進大型帆搭載の貨物船を試験運航

2023年8月23日 (水)

▲ウインドウイングスを搭載して運航するピクシス・オーシャン(出所:カーギル)

環境・CSR穀物商社大手の米カーギルは21日、BARテクノロジーズ(英国)とヤラ・マリン・テクノロジーズ(ノルウェー)が開発した風力推進装置の大型帆「ウインドウイングス」を、三菱商事からチャーターしている貨物船「ピクシス・オーシャン」に2基搭載し、運用試験を実施すると発表した。

ウインドウイングスは貨物船の甲板に取り付ける高さ最大37.5メートルの大型帆で、航海にかかる燃料を平均30%削減する効果が見込まれている。すでに中国のコスコ造船所でピクシス・オーシャンに帆を取り付けたあと、最初の航海を開始している。

カーギルは今後数か月にわたり、ウインドウイングスの性能を綿密にモニタリングしてさらなる性能の向上につなげるだけでなく、業界全体でのウインドウイングスの周知を図る。BARテクノロジーズとヤラ・マリン・テクノロジーズは、今後4年間で数百基のウインドウイングスを建造する計画を立てており、流体力学的な形状に改良を加えた新製品の研究も進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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