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味の素食品、タイの停止工場が生産再開

2012年11月20日 (火)

フード味の素冷凍食品(東京都中央区)は20日、昨年発生したタイの洪水による被害で生産活動を停止していた、グループ会社のタイ味の素冷凍食品が、15日から生産を再開したと発表した。

タイ味の素冷凍食品は1990年9月に設立、日本向けの鶏肉加工冷凍食品や、餃子を中心とした欧州・アジア向け冷凍食品を生産していた。

昨年10月に発生した洪水で10月7日以降、生産活動を停止し、同社製品の代替生産はロブリ県にある主力工場のタイ味の素ベタグロ冷凍食品社、味の素ベタグロ・スペシャリティフーズ社などで対応。

生産ラインの再構築工事が完了したことから、15日に生産活動を再開した。

これを機に、生産品目を23品目から日本国内向け家庭用主力商品の「やわらか若鶏から揚げ(ボリュームパック)」と欧州・アジア向け「餃子」類の2品目に絞り、コンパクトで高生産性・高収益性を備えた生産体制を構築するとともに、将来の事業成長に向け供給能力と増産スペースを確保。

洪水被害の影響で、タイ味の素ベタグロ冷凍食品社に限って「やわらか若鶏から揚げ(ボリュームパック)」の生産を行っていたが、タイ味の素冷凍食品が生産を再開したため、一極生産リスクを解消した。