三井E&S、ドローンで岸壁クレーン内部点検実証

調査・データ三井E&Sは12日、Liberaware（リベラウェア、千葉市中央区）が開発した、屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS」（アイビス）をコンテナ用岸壁クレーンの構造物内点検に活用する実証実験を行ったと発表した。

（出所：三井E&S）

コンテナ用岸壁クレーン構造物内部の点検作業における安全性と点検品質の向上に対する取り組みとして、これまで人が構造物内に入り行ってきた点検作業を小型ドローンアイビスが実施。マンホール内に人が立ち入ることなく点検が可能で、酸欠防止用換気設備の準備時間の削減、ドローンが壁面に接触しても安定した飛行が可能で構造物へのダメージが殆どないことを確認した。

また、人が入りにくい場所にも進入して撮影可能であることから点検漏れ箇所の減少や、点検結果のデジタル化による点検結果の共有、オフィスで複数のクレーンを効率的に点検できるなど、点検作業の効率化も可能となった。

今後は、コンテナ用岸壁クレーンの詳細定期診断や、アイビスを使用した構造物内部の点検サービスの提供、同社が提供する「次世代クレーンモニタリングシステム（CARMS）」との連携により、クレーンの維持管理の効率化を検討する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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