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LNG燃料パナマックス石炭船を運航、日本郵船

2023年10月13日 (金)

▲LNG燃料パナマックス石炭船「松陽」(出所:日本郵船)

ロジスティクス日本郵船は13日、九州電力と共同で建造していたLNG(液化天然ガス)を燃料とする世界初のパナマックス型石炭専用船が竣工し、運航を開始したと発表した。同船の全長は235メートル、全幅38メートル、総トン数は9万5233トン。

同船は日本郵船が運航を行い、九州電力の石炭火力発電所向けに海外から石炭を輸送する。LNG燃料の使用により、従来の船舶燃料油に比べて硫黄酸化物(SOx)を100%、窒素酸化物(NOx)を80%、CO2を30%排出削減が可能となる。

▲Shore to Shipによるバンカリングの様子

「松陽」(しょうよう)と命名された同船は12日に戸畑港(福岡県)で、陸上のLNG出荷設備から直接燃料を供給するShore to Ship(ショア・ツー・シップ) でのバンカリングを完了。ショア・ツー・シップでのバンカリングは、外航LNG燃料船としては日本初となる。

同船はショア・ツー・シップと、LNGバンカリング船によってバンカリングを行うShip-to-Ship(シップ・ツー・シップ)両方に対応しており、2024年3月以降、九州・瀬戸内を拠点として新たに竣工するLNGバンカリング船からの燃料供給も実施する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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