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コメ専用列車「全農号」、東北・関西間を定期運行

2023年11月1日 (水)

▲全農号(出所:JR貨物)

フード全国農業協同組合連合会(JA全農)と、日本貨物鉄道(JR貨物)、全農物流は1日、11月からコメ専用貨物列車「全農号」の定期的な運行を開始すると発表した。物流の2024年問題への対応として鉄道輸送を採用し、米の産地である東北・北陸地方から西日本の消費地への輸送ルートを確保し、コメの安定供給に取り組む。

定期運行では週末のダイヤを利用し、コメの産地である東北・北陸地方から西日本の消費地へコメを運ぶ。初回運行の貨物列車は11月5日夜に八戸貨物駅(青森県)を出発し、秋田、新潟、金沢などの各駅で、周辺産地の倉庫からパレットやフレコンバック形態でのコメの積み込みを行い、6日の夕方に百済貨物ターミナル駅(大阪市)までコンテナ100基分(500トン)のコメを輸送する予定。

▲全農号の輸送ルート

全農号はこれまで3回の試験運行を実施し、取引先からの発注の確保や、輸送中の米穀の品質確認など、定期運行化に向けた準備を進めていた。

JA全農はほかにも11月から、日清食品と共同で、往路・復路ともにトラックに荷物を積載するラウンド輸送をスタートすることを前日に発表。輸送を効率化することで人手不足の解消に寄与し、CO2排出量の削減につなげるとしている。

日清食品とJA全農、共同輸送で包括的連携を開始

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