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GLP、東証Jリート市場に上場、30施設を拠出

2012年12月21日 (金)
上場会見で質問に答えるGLP経営陣(中央はシュワルツ氏)

上場会見で質問に答えるGLP経営陣(中央はシュワルツ氏)

ロジスティクスグローバル・ロジステッィク・プロパティーズ(GLP)は21日、同社グループが運用する物流施設特化型ファンド「GLP J-REIT」が東証J-REIT市場に上場したと発表した。資産規模で日本最大の物流施設特化型REITとなる。GLPは30施設を資産として提供し、15%の投資口を保有する。

これにより、11月14日に発表したGLPブラジルへの進出と合わせると、GLPグループの運用資産は3倍の72億ドルに拡大する。

同社エグゼクティブコミッティのジェフリーH.シュワルツ会長は、上場記者会見で「今回の上場に際してGLPが拠出を決めた30の物流施設は、最高品質のポートフォリオであり、魅力的なこのリートに強く関与していくためにも、15%の持分をキープしていく」と述べ、今後も持分を維持する方針を強調。

また、J-REIT市場について「米国のリート市場が6000億ドル規模であることと比べると、日本の市場規模は5%強の350億ドルに過ぎず、非常に大きな伸びしろがある。業界トップクラスを自負しているガバナンスによって、J-REIT市場の拡大に寄与していく」と話し、市場規模の拡大に対する期待感を示した。