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キユーソー流通決算、共同物流の特損で最終赤字

2024年1月11日 (木)

財務・人事キユーソー流通システムが10日発表した2023年11月期決算は、売上高が前年比2.8%増の1846億1700万円、営業利益が同9.1%増の40億3000万円、最終損益が13億3400万円の赤字(前年は14億5800億円の黒字)と、増収営業増益も最終赤字となった。インドネシア事業での取引拡大で売上は増加したが、共同物流事業に帰属する資産グループで34億4700万円の特別損失が発生した。

主力の共同物流事業は、売上高が0.5%増の1267億3900万円、営業利益は7.7%減の15億3100万円。上期に鶏卵供給不足の影響が出たものの下期に持ち直し、適正料金収受施策などにより増収としたが、利益面では軽油や電気代、倉庫や運送のコスト、労務費などが増加し前年を下回った。

専用物流事業は、売上高が2.4%増の389億8700万円、営業利益は3%減の13億6400万円。チェーンストアやコンビニエンスストアに関する既存取引や事業領域の拡大などで増収も、労務費などの増加で減益となった。関連事業は売上高が22.1%増の188億9100万円、営業利益が80%増の10億9300万円と、国内での施設工事の増加やインドネシア事業の取引拡大などで大幅な増収増益となった。

24年11月期の通期連結業績予想は、売上高が1.8%増の1880億円、営業利益が14.1%増の46億円、最終利益は16億円と増収増益としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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