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郵船ロジ、医薬品の超低温国際輸送サービスを実証

2024年2月7日 (水)

(出所:郵船ロジスティクス)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは6日、医薬品業界向けのコンテナソリューションを提供する、スウェーデンのエンバイロテイナーが提供する特殊保冷容器「CryoSure」(クライオシュア)を利用し、マイナス70度の超低温輸送での試験研究用ウイルスの国際輸送サービスを提供したと発表した。クライオシュアを利用した国際航空貨物輸送サービスの提供は、日本で同社が初めてとなる。

エンバイロテイナーが開発、提供する特殊保冷容器・クライオシュアは60度の気温においてもマイナス70度以下の温度を安定して維持し、リアルタイムで温度変化の記録を確認することが可能。従来のドライアイスを利用した輸送に比べ、ドライアイスの使用量を10分の1程度まで削減できるほか、容器は再利用可能で環境に配慮した輸送を実現する。

同社は航空会社やエンバイロテイナーと連携し、事前に綿密な輸送プランの策定、リスクアセスメントを行うことで、徹底した温度管理の下、日本から台湾までマイナス70度の超低温輸送を手配。日本発着の航空貨物で初めてクライシュア利用の輸送手配した知見を生かし、今後も旺盛な需要が見込まれる医薬品輸送のニーズに対応する。

同社では今後も、グローバルでさらに高品質なヘルスケア物流を確立し、サプライチェーン・ロジスティクスサービスにおけるサービスの向上を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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