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日本べネックス、物流倉庫屋根を活用した発電所開発

2024年2月20日 (火)

環境・CSR日本ベネックス(BNX、長崎県諫早市)は、ダイヤモンド・リアルティ・マネジメン(DREAM、東京都千代田区)が資産運用業務を受託するDREAMプライベートリート投資法人(DPR、千代田区)が保有する物流倉庫の屋根を活用して、BNXが開発する屋根置き太陽光発電所から発電される再生可能エネルギー100%の電力を、エレクトロルートジャパン(ERJ)に供給する契約を締結したと発表した。

ERJは、同電力から切り出された環境価値をバーチャルPPAによりDPRに20年間固定価格で供給する。

▲契約スキーム図(クリックで拡大、出所:日本べネックス)

再生可能エネルギーを活用したバーチャルPPAは、需要家と発電者間で事前合意した再生可能エネルギー固定価格と、市場での売却価格との差分に基づいて差金決済を行う「差金決済型」が一般的だが、需要家にとっては市場価格の変動リスクを受けるため費用の見通しが困難という課題がある。今回の契約では、発電者であるBNXと需要家の間にERJが入り、需要家とERJがバーチャルPPAを締結することで環境価値を固定価格で取り引きできる。

自家消費の場合は、物流倉庫の消費電力量に左右されるため、屋根全体に太陽光パネルの設置ができず、屋根の有効活用ができない事例が多いが、バーチャルPPAにより屋根全面への太陽光パネルの設置が可能になり、再生可能エネルギー導入量の拡大に寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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