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関電不動産開発、福岡・小郡の物流施設が完成

2024年3月5日 (火)

▲「KRD-Logistics福岡小郡」(出所:関電不動産開発)

拠点・施設関電不動産開発(大阪市北区)は2月29日、福岡県小郡市で開発を進めていた物流施設「KRD-Logistics福岡小郡」が完成したと発表した。

福岡市から30km南に位置する小郡市は、市内に高速道路2路線と鉄道2路線が通る交通の要所。同施設は大分自動車道・筑後小郡インターチェンジ(IC)に隣接し、大分道と長崎自動車道が結節する鳥栖ジャンクション(JCT)から5kmという好立地で、九州全域への配送拠点として機能する。甘木鉄道・今隈駅から徒歩5分に位置するなど、人材確保の面でも優位性を持つ。

施設内は梁下有効天井高5.5mを確保し、床荷重は1階が1平方m当たり2トン、2・3階は同1.5トンと多様な保管ニーズに対応できる。1階のトラックバースは柱スパン11mを確保し、1スパンに3台駐車、計28台の駐車が可能で、さらに外構部には6台分の待機スペースを設けた。荷物用エレベーター2基と垂直搬送機4基を実装するほか、将来的にはそれぞれ2基まで増設可能な構造となっており、上下搬送の利便性も高い。


▲(左から)倉庫内部、荷物用エレベーターと垂直搬送機

全館にはLED照明を採用し、トイレや階段には人感センサー、節水型衛生器具を設置して省エネにも配慮。屋上には太陽光発電パネルを設置し、2台分のEV(電気自動車)充電器も備えている。建築物の省エネ性能の認証であるBELS評価で最高ランクの5つ星を取得したほか、Nearly ZEB認証も獲得している。


▲(左から)エントランス、太陽光パネル

「KRD-Logistics福岡小郡」概要

所在地:福岡県小郡市山隈83-11,12,13,14(地番)
敷地面積:1万4933平方m
延床面積:2万5698平方m
構造・規模:鉄骨造、地上3階建て
アクセス:大分自動車道・筑後小郡IC至近、鳥栖JCTから5km
着工:2023年2月1日
完成:2024年2月29日

▲周辺地図(クリックで拡大)

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