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ナンカイ滋賀、積載率向上する架台の開発秘話公開

2024年3月13日 (水)

ロジスティクス住宅部材などのメーカーであるナンカイ滋賀(滋賀県湖南市)は13日、同社が開発した「フォールド・デッキ」の商品開発経緯を紹介するなど、同商品の拡売に向けた取り組みを公開した。

フォールド・デッキは、トラック荷台を効率的に分割し、積載効率を最大2倍に上げることができる折りたたみ式架台。高重量貨物にも対応できる頑強性と安定性を備え、フォークリフトで持ち上げるだけで組み立て、折り畳み作業も簡単で、オーダーメイドによる各種寸法変更にも対応できるなど、取り扱いや収納性能にも優れている。

▲フォールドデッキ(出所:ナンカイ滋賀)

同社では商品の開発経緯について、荷姿や形状の違う貨物の積み合わせのためトラック荷台スペースを有効活用するツールが求められていたこと、しかし、そうしたツールは保管場所での不具合が発生している現場状況を、運送事業者から相談されたのがきっかけとしている。対応策として、折りたたみ式架台とすることで、荷台スペースと保管スペースどちらも有効活用する商品発想に至るが、その商品化にあたっては耐久性能、取り扱い性能での試行錯誤、走行時の安全性での検証を重ねたという。さまざまな障壁があったものの、24年問題に対応するトラック運送会社の積載効率向上というニーズが、商品化を後押ししたとしている。

同社では24年問題に対応する積載率向上や、運送コスト削減に貢献する商品として販売に力を入れ、フォールド・デッキ専用のホームページも作成し、直販における販売比率も高めていくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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