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ラピュタが自動倉庫など披露、自動フォークで協業も

2024年4月10日 (水)

▲ラピュタロボティクス、展示ブースの様子

イベント物流ロボティクス開発のラピュタロボティクス(東京都江東区、以下ラピュタ)は10日〜12日、インテックス大阪で開催される第5回関西物流展(KANSAI LOGIX 2024)に出展した。

西日本で初展示となる自動倉庫「ラピュタASRS」のほか、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」、自動フォークリフト「ラピュタAFL」などを展示。実機展示、機能・導入事例の紹介など、現場での運用も踏まえた内容となっている。

▲展示されている自動フォークリフト

ラピュタASRSは、既存倉庫での業務を行いながら、スモールスタートで導入できる自動倉庫。3種類のパーツをユーザー自身で組み立てることで拡張できる自由度の高さが大きな特徴だ。また、プロジェクションピッキングなどと組み合わせることで、作業経験が少ないスポットワーカーでも容易にピッキング作業を行うことができる。

また、ラピュタは三菱ロジスネクスト(京都府長岡京市)とラピュタAFLの販売での協業を1日から開始している。三菱ロジスネクストの販売拠点は全国に380か所あり、一挙に全国への販売が始まる形になる。ラピュタは、昨年4月の発売開始以来、ラピュタAFLに三菱ロジスネクストの車体を採用しており、「今回の販売協業によって、これまで以上にきめ細かいラピュタAFLの提案が可能」となる体制が整うとしている。

ラピュタのブースには三菱ロジスネクストのスタッフも常駐しており、ハード面や販売網などについての相談にも応じる。

自動フォークリフトのハードは三菱ロジスネクストの技術が使われているが、同社はフォークリフトについては1937年以来の、自動フォークリフトについては71年以来の蓄積を持つ企業。冷凍冷蔵庫のような低温環境から高温多湿な環境までさまざまな環境での知見を持つ同社だけに高い堅牢性を誇り、破損からくる不具合も発生しにくいことから安全性も高い。これまでトラック輸送においてばら積みしていたような現場であってもパレット化が推進されている今、フォークリフトによる積み下ろしはますます必要性が高まっていく。無人フォークリフトの需要が高まっていくなかで、ラピュタと三菱ロジネクストの自動フォークは、選択肢の最有力候補となっていくだろう。

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LOGISTICS TODAY編集部
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