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昭和電工、福島県の液化アンモニア物流基地を再興

2013年2月14日 (木)

拠点・施設昭和電工は14日、東日本大震災の津波で被災した液化アンモニアの物流基地(福島県相馬郡)を再興し、運営を再開すると発表した。6月に再建工事に着手し、2014年3月に稼働を開始する。

旧物流基地は、東北6県、新潟への出荷基地として、2010年3月に同社子会社の丸昭興業の運営で相馬港で操業を開始。しかし、東日本大震災が発生した2011年3月以降は、製造拠点である昭和電工川崎事業所(川崎市)から直接、顧客に製品を配達していた。

大震災から2年が経過し、操業を再開した顧客や稼動を高めている火力発電所に対し、液化アンモニアの安定供給体制を整えるため、同基地の再興を決めたもの。

さらに同社は、エコアンを基礎化学品事業の主力製品として販売強化を図るため、物流基地を同社本体の事業所として運営する。この決定に伴い、同社は丸昭興業を4月25日付で吸収合併する。