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東日本大震災で被害、再建工事が近く完了

昭和電工、福島の液化アンモニア物流基地を3月稼働

2014年2月13日 (木)

拠点・施設昭和電工は、東日本大震災で被災した液化アンモニアの物流基地(福島県相馬郡)の再建工事を近く完了し、3月にも運営を再開する。

同社の液化アンモニア「エコアン」は、使用済みプラスチックを原料の一部に使用した製品で、大手電力会社からグリーン調達品として認定を受けるなど高い評価を得ている。液化アンモニアは、合成繊維の製造や火力発電所などの脱硝(排ガスに含まれる窒素酸化物の除去)に用いられ、特に火力発電の高稼働が予想されることから、堅調な需要が見込んでいる。

同社では、エコアンを基礎化学品事業の主力製品として拡販するため、物流基地を運営していた100%子会社「丸昭興業」を2013年4月に吸収合併し、自社主体の事業運営にシフトしている。