M&AEC(電子商取引)事業者向けシステム開発のコマースロボティクス(東京都港区)は31日、シリーズCラウンドで総額3億9290万円の資金調達を完了したと発表した。今回の資金調達により、同社の累計資金調達額は6億円に達した。
今回の調達先は三菱UFJキャピタル、トランスコスモス、SBSホールディングス、およびモバイル・インターネットキャピタル(千代田区)の4社である。
コマースロボティクスは「ITによりビジネスをより簡単に」をミッションに掲げ、SaaS事業を主軸に成長を遂げている。同社のSaaSサービスは、EC運営企業を中心に1600社以上の顧客を持ち、特に主力サービスであるOMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)のサービスが急成長しているという。
今回調達した資金は、既存サービスのマーケティングなどと並行し、SBSHDとの次世代型クラウドWMSの共同開発、商取引を電子化するコンパウンド型SaaSシリーズの新規開発、クロスボーダー型のAI(人工知能)事業開発などに投入される。また、インド工科大出身者を中心としたインド開発者の採用にも充てられる。
特に、SBSHDとの提携により、大手企業向け、B2B向け、工場向けのWMSソリューションを開発し、より広い市場への進出を目指している。さらに、インドやベトナムでのオフショア開発を強化し、海外市場向けのSaaS製品の開発にも注力する予定だ。
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