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日通、日中ドア・ツー・ドア輸送の新商品を発売

2013年2月18日 (月)

ロジスティクス日本通運は18日、日本と中国・華東地区間でロールボックス単位で貨物を輸送するドア・ツ一・ドア一貫輸送サービス「アローボックス・チャイナ」を3月から開始すると発表した。まずは大阪府内と上海市内間を結ぶ区間の先行販売を行い、顧客の需要に合わせて段階的に、全国へ取扱いを拡大する。

同社は2006年8月、アローボックス・チャイナと同様のサービスとを販売しているが、ロールボックス自体の中国側通関、検疫手続きを簡素化することで、従来サービスと比べてリードタイムを2日短縮、大阪府内の集荷先から上海市内CFSまでを最短5日で結ぶ高速サービスを実現した。

使用するロールボックスは、同社が国内の路線便や企業間物流、引越しサービスなどで使用しているキャスター付きのスチール製輸送容器で、小ロットの輸送に適している。

集荷先から配達先まで専用カバーで被われた状態で一貫輸送するため、簡易梱包によるダメージ、盗難などの防止に効果があるという。

このロールボックスを、集荷先から同社の路線便「アロー便」を利用して博多港に集約、博多-上海間を同社子会社の上海スーパーエクスプレスが運航する高速RORO船と結びつけることで、航空便並みのリードタイムを実現する。

また、国内輸送料と日本側輸出通関、海上運賃、中国国内輸送料を包含した分かりやすいパッケージ料金を1ボックス単位で設定。将来的には集荷先を日本全国へ広げ、配達先についても上海以外の華東主要都市へ拡大していく。