国際米鉄道大手のユニオン・パシフィックとノーフォーク・サザンは7日、両社の合併申請に関し、米陸上運輸委員会(STB)が求めていた追加情報への回答の一部を提出したと発表した。STBは5月28日、両社の合併申請を受理したうえで、追加情報の提出を求めていた。残る回答は7月27日までに提出する予定。

(出所:ユニオン・パシフィック)
今回の提出では、セントルイスのターミナル鉄道会社TRRA、カンザスシティ・ターミナル鉄道(KCT)、貨車リース・管理会社TTXに関する質問に回答。これらの会社は、複数の一級鉄道会社が共同所有し、独立した経営陣のもとで運営されている。両社は、現在これらの会社を支配しておらず、合併後も支配しない方針を示した。必要に応じて持ち分売却を含む対応策をSTBに提示したとしている。
ユニオン・パシフィックとノーフォーク・サザンは、合併により米国初の大陸横断型の単一鉄道ネットワークを構築できると説明。ユニオン・パシフィックは米西部23州で鉄道網を運営し、ノーフォーク・サザンは米東部を中心に22州の貨物輸送ネットワークを持つ。西部を地盤とするユニオン・パシフィックと、東部に強いノーフォーク・サザンを接続することで、荷主に対し、長距離トラック輸送に代わる単一鉄道会社による横断輸送サービスを提供する狙いだ。
両社は、トラックから鉄道への貨物転換により、荷主に年間35億ドルのコスト削減効果が見込めるとしている。一方、競合する鉄道会社からは、共同所有ターミナル会社への影響や競争環境への懸念も出ている。両社は今回の提出で、TRRAなどを支配しない姿勢を改めて示し、規制当局の審査に対応する構えを強調した。
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