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青果物流の追跡、ケース走査なしでDC通過

2026年7月8日 (水)

産業・一般食品トレーサビリティーやサプライチェーン管理システムを手がけるレポジトラック(米国)は7日、青果卸のキャピタル・シティー・フルーツ(同)が、「ReposiTrak Traceability Network」を通じ、物流センター内の作業を対象にした「Touchless Traceability」の導入を完了したと発表した。入荷、棚入れ、ピッキング、出荷の各工程でケース単位のスキャンを求めず、農場から小売までの追跡記録をつなげる仕組みだ。

キャピタル・シティー・フルーツは、青果物の生産、出荷、再包装、物流管理を手がける事業者で、小売、外食、医療関連、地域団体などに生鮮食品の調達、包装、配送、フルフィルメントを提供している。今回の導入により、物流センター内の商品移動データと、仕入れ先が提供するトレーサビリティー記録を連携させ、施設内を通過する商品について必要な追跡イベントを作成・保持できるようにした。

この仕組みは、米食品安全強化法の食品トレーサビリティー規則「FSMA 204」への対応を見据えたもの。手作業によるケース単位の読み取りを前提にすると、人員負担や作業コストが増え、既存の物流センター運用に影響が出やすい。レポジトラックは、仕入れ先データの収集、検証、ひも付け、検索を自動化することで、通常の配送業務に近い形で追跡記録を整備できるとしている。

青果物流では、商品の傷みやすさ、回転の速さ、包装形態のばらつき、仕入れ先ネットワークの複雑さが、追跡管理の難度を高める。レポジトラックは、複数のデータ形式を受け入れ、技術対応力に差のある仕入れ先にも接続支援や研修、データマッピング、ファイル監視、エラー対応を提供する。導入支援を同社が担うことで、キャピタル・シティー・フルーツと取引先双方の実務負担を抑える狙いがある。

食品流通では、規制対応としてのトレーサビリティー整備が進む一方、物流現場ではスキャン作業やデータ入力が追加負担になりやすい。ケース走査を増やさずに物流センター通過時の記録を作成する方式として、青果分野での実装可能性を示すものとなる。

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