国際西アフリカで鉱山、産業、石油分野の輸送・物流サービスを手がけるUMS(ユナイテッド・マイニング・サプライ、ギニア)は、ルノー・トラック(フランス)との提携を通じ、ギニアの鉱山物流で350台の「Renault Trucks K」を運用している。両社の協業は2016年に始まり、車両供給に加え、整備、運行データ分析、教育まで含む支援体制を構築してきた。
UMSは、ボーキサイトの世界最大輸出国であるギニアで、鉱山から港湾施設まで鉱石を連続輸送している。主要鉱山が集まるボケ地域では、Renault Trucks Kがボーキサイト輸送を担い、24時間体制で悪路を走行する。1台あたり年間走行距離は19万キロを超え、保有車両全体の累計走行距離は6600万キロ超に達している。

(出所:ルノートラック)
両社の提携は、現地販売代理店TGHプラスの支援を受けて始まり、この10年でUMS向けに600台のルノー・トラック車両が納入された。ルノー・トラックは車両を供給するだけでなく、UMSと毎月テレマティクスデータを分析し、燃費効率や運行サイクルの改善に取り組む。現場で得た知見は車両改良にも活用され、一部の仕様は過酷環境向けの標準的な対応にも反映されている。
鉱山輸送では、車両停止が生産に直結する。UMSは自社整備拠点に150人超の整備士を配置し、3交代制で稼働する。ルノー・トラックは、現地で必要な交換部品在庫の水準や管理方法をUMSと調整し、修理時間の短縮と稼働率確保を支援する。
教育面では、ルノー・トラックがUMSの整備士、ドライバー、社内トレーナー向けに毎年研修を実施。専門トレーナーが年2回鉱山現場を訪問し、省燃費運転や安全運転を指導する。鉱山から港湾までの輸送ルートや車両の運用条件も分析し、過酷な資源物流での安全性と稼働率向上につなげている。
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