荷主物流不動産運営や開発を手掛けるプロロジス(東京都千代田区)は4日、デンマークの海運会社APモラー・マースク傘下の物流企業であるパフォーマンスチーム(アメリカ)と、南カリフォルニア最大級の大型EV(電気自動車)充電デポを立ち上げたと発表した。

▲デンカー充電デポ(出所:プロロジス)
新たに開設した「デンカー充電デポ」は、ロサンゼルス港とロングビーチに近く立地し、米国最大級のEVトラック用マイクログリッド(小規模電力網)から電力供給を受ける。ロサンゼルスのハーバー高速道路のすぐ側のデンカー通りにあり、州間高速道路405号線とカリフォルニア州道91号線から8キロ圏内に位置する。
両社は、最大96台のEVトラックを同時充電できる同施設を5か月で開発し、パフォーマンスチームは、航続距離386キロ、90分で最大80%まで充電できるボルボ社製EVトラック「VNRエレクトリック」を使用する。
カリフォルニア州政府は、ディーゼルトラックの販売を中止し2035年までに電気貨物トラック、45年までに電気大型トラックへの移行を推進しており、プロロジスやマースクなどは、EVトラックの普及を実現させるため同州に多額の投資を行っている。電力系統の増強には2年程度の時間が必要となるため、プロロジスは、充電デポの開発プロジェクトを速やかに進行し、EVトラックの社会実装に寄与する。
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