
▲電動式輸送用冷凍ユニット、TEKシリーズ(出所:三菱重工業)
サービス・商品三菱重工は6日、同社グループの三菱重工サーマルシステムズ(東京都千代田区)が、中小型トラックなどに搭載可能な薄型の電動式輸送用冷凍ユニット「TEKシリーズ」を、欧州販売会社であるミツビシ・ヘビーインダストリアル・サーマル・トランスポート・ヨーロッパGmbH(MTTE、ドイツ)を通じて販売開始したと発表した。
TEKシリーズでは、市場で高評価を得ている従来モデル「TE20・30」シリーズでも高く評価されているプラグインハイブリッドシステムを採用し、商用電源(プラグイン電源)と冷凍機専用発電機を併用することで、走行・停止など車両の状態に合わせ、プラグイン充電、走行充電とバッテリー運転の自動切り替えが可能。また、冷凍機のバッテリー残量や庫内温度に応じて3つのモード(パワーセーブ、高効率、ハイパワー)に自動で切り替わる。
車両の駐停車中やアイドリングストップ中にも冷凍機の運転が続けられるため、配送ドライバーは冷凍機の操作を行うことなく運転・配送に集中でき、食品や薬品の輸送で求められる高い水準で庫内温度を維持・管理できる。
欧州の低外気地域における加温能力を強化するため、回路変更により圧力維持機能を見直し、マイナス20度の環境下での加温能力はTE20・30シリーズと比べて約1.5倍向上している。
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