荷待ち3割減へ物流効率化パッケージ提供、両備S

サービス・商品両備システムズ（岡山市北区）は10日、物流2024年問題における荷待ちトラックの時間短縮や人手不足解消に役立つAI（人工知能）ソリューションの提供を開始したと発表した。物流センターや倉庫での荷積み・荷卸しのために到着したトラックの受け付けから退場までの時間を管理する「R-Teams」（アールチームス）と、数の確認時間を短縮するAIカウントツール「CountShot」（カウントショット）を組み合わせることで、1運行当たりの荷待ちや荷役作業にかかる時間を30％削減（最大60％削減）できるとしている。

▲システム概要（クリックして拡大、出所：両備システムズ）

R-Teamsは、バースへの入出庫において監視カメラの画像をAIで分析し満空を判断する駐車場管理システム「IT-Parking」（アイティーパーキング）の技術を活用。従来から販売していたR-TeamsとIT-Parkingに、新たに販売するCountShotを加えたパッケージとして、物流効率化に取り組む事業者への提供を開始する。

6月に提供を開始するCountShotは、出荷時の数を目視でカウントしている現場の業務改善を支援するツールで、AIを活用して出荷時のカウント時間を短縮し、入力作業の軽減や画像でのエビデンス確保により、管理部門や営業部門の確認業務を短縮するシステムだ。

同社は、2026年末までに、延べ70施設（バース入退場システム15施設、駐車場管理システム30施設、AIカウントツール25施設）への導入を目指し、事業規模は5億円を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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