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日本郵船、陸海間の通信速度向上へ宇宙衛星活用

2024年6月14日 (金)

▲登壇する引地朋生航海チーム長(出所:日本郵船)

ロジスティクス日本郵船は14日、宇宙通信の可能性を探る「Internet x Space Summit」への参加の様子のレポートを発表した。

同社は6月12日から14日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された「Interop Tokyo 2024」の特別企画「Internet x Space Summit」に参加。13日には「宇宙が拓く次世代インターネットに対する期待と挑戦」をテーマにしたパネルディスカッションに海務グループ航海チーム長の引地朋生が登壇し、船員からの要望が強い船陸通信速度の改善に向けた船上DXの取り組みを紹介した。また、洋上と衛星データの活用など新たな価値創造のために宇宙産業への期待を述べた。

船陸間の通信速度は現在、陸上の約30分の1にすぎない(当社運航船で調査)。船員からは陸上の家族や友人との円滑なコミュニケーションを望む声や、船舶機器のトラブル発生時や乗組員への遠隔医療などの際にビデオ会議ができることで迅速な対応が可能になるといった理由から、船陸間での高速通信が求められている。こうした課題の解決に向け、当社はスペースX社の衛星通信サービス、Starlinkの導入を当社グループ会社の管理船で進め、船陸通信速度の向上を目指している。

引地は、当社が先進的な衛星通信技術を活用した船上DXへの取り組みにより、船員のウェルビーイング向上に努めていることを紹介した。また、こうした通信技術を駆使し、洋上で収集されるデータと衛星データを組み合わせることで、新たな社会的価値の創造が可能であることを説明した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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