国際デンマークの物流企業DSVは24日、ユニセフと新たなパートナーシップを締結し、世界中の子供たちに必要な物資を迅速に提供する取り組みを発表した。このパートナーシップにより、DSVは緊急時にユニセフに対し、無償の航空便と柔軟な資金提供を行い、迅速な支援を実現する。
ユニセフのプライベートファンドレイジング・パートナーシップ部門のディレクターであるカーラ・ハダッド・マルディニ氏は、「2023年には27.9億回分のワクチンを105か国に提供したが、多くの子供たちが救命ワクチンを受け取れなかった。DSVとの新たなパートナーシップにより、これらの課題に対処し、迅速な物資提供が可能になる」と述べている。
この取り組みは、特にラテンアメリカを中心にサプライチェーンの強化を目指しており、ユニセフのサプライチェーン成熟度モデルを使用して、運営や技術面での改善を図る。これにより、各国政府はデータに基づいたサプライチェーン強化計画を策定し、医療物資やサービスへのアクセスを最大化することが期待されている。
また、DSVのグループCEOであるイェンス・H・ルンド氏は、「緊急時には72時間以内に物資を届けることが重要であり、今回のパートナーシップはその基盤を強化する」と強調している。
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