国内プラスオートメーション(東京都江東区)は27日、共同物流サービスの仙台泉センターに「t-Sort(ティー・ソート) cb15」を導入したと発表した。このシステムは食品・酒類の仕分けを自動化するもので、日本初の導入事例となる。導入後は、発注単位や納品ルールが異なる30社の量販店に対応し、年間およそ5300時間の作業工数を削減できた。「t-Sort」は小型の無人搬送車(AGV)で、倉庫内の物品を効率的に仕分けることができる。
仙台泉センターでは、毎日およそ2000店舗分の出荷を行っており、量販店ごとに異なる納品ルールに対応するため、従来は熟練担当者が個別に対応していた。t-Sort導入後は、作業者が単純に投入口モニターに表示された商品数量を仕分けロボットに置くだけで済むため、業務が属人化せずに効率化が図られた。
「t-Sort cb15」は、仕分け時の商品への衝撃を軽減しながら、最大15キロまでの荷物を扱える。ケースやトレーを使用したバラ物仕分けにも対応しており、特に食品の仕分けに適している。さらに、固定式ソーターと比較して導入が迅速かつ容易で、撤去時の原状回復も簡単に行えるため、柔軟な運用が可能となっている。
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