認証・表彰倉庫自動化向けフィジカルAIを手がけるノーマジック(ポーランド)は26日、靴箱のピッキングを自動化する「Shoebox Picker」が、2026年のIFOYアワードで「Robot Warehouse System」部門を受賞したと発表した。IFOYはイントラロジスティクスやフォークリフト分野の国際賞で、試験や科学的評価、国際審査員による審査を経て受賞製品を選ぶ。
Shoebox Pickerは、ファッション・靴類のEC(電子商取引)物流で扱いが難しい2ピース構造の靴箱を対象にした自動ピッキングシステム。靴箱は一般的な段ボール箱と異なり、壊れやすく、サイズや向きが不ぞろいで、封がされていない場合も多い。このため従来の倉庫ロボットでは安定して把持することが難しく、人手に依存する作業が残りやすかった。
ノーマジックのシステムは、AI(人工知能)による認識技術と専用の把持機構を組み合わせ、靴箱のピック、梱包、仕分けに対応する。混載された保管箱内でも、事前に向きをそろえることなく処理できる設計で、靴箱SKUの最大98%を自動化できるとしている。すでに顧客の実倉庫環境で稼働している。標準化されたケース搬送だけでなく、形状や状態が不安定な商品を扱う倉庫作業にもロボット活用が広がりつつある。
同社はことし、シリーズBの追加調達として1000万ドルを発表し、累計調達額は8400万ドル超となった。今後は米国での商用展開を加速するとともに、倉庫ロボット向けのVisual-Language-Actionモデルの開発を進める。
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