荷主サービスロボットの製造・開発を手掛けるロボットバンク(東京都新宿区)は8日、産業向けの内部物流に貢献する新製品コンベアロボットを発表した。
同製品は施設内部の物流の多様な搬送ニーズに対応し、各業界のプロセスフローに合わせて、異なる機能モジュールを柔軟に統合し、自動化された生産ラインやローラーコンベアとの接続を実現する。これにより、生産ライン間でのスムーズな物料搬送など工場内の物流自動化に貢献する。また、パレット式の物料や段ボール箱など、さまざまなタイプの物料の輸送をサポートし、工場内の物流効率を大幅に向上する。

(出所:ロボットバンク)
同製品はAI技術などにより最適な搬送ルートを自動で策定し、自律的に工場内を移動でき、 作業者が場内を歩き回るように、あらゆる場所に移動して部材や治工具などを供給することが可能。 台車のような形をしており、上部に最大100キロの物体を載せ走行することができる。AGV(無人搬送車)に似ているが、床に誘導用の金属線やテープを設置する必要がなく、一般的なAGVより気軽に導入できる。 さらに、経路変更もソフトウェア上で容易に行えるため、レイアウト変更などにも柔軟に対応できる。
製造業では変種変量生産にシフトしており、消費者ニーズの多様化や製品ライフサイクルの短期化に伴い、工場は迅速に生産ラインを切り替えるニーズが増加しており、同製品は、こうした移動経路の柔軟な変更に対応する搬送ロボットとして活躍するとしている。
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