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M&A業務の効率化を図るシステムを開発

2024年7月8日 (月)

サービス・商品M&Aアドバイザリー事業を手がけるMSTエンゲージメント(東京都中央区)は8日、M&A案件マネジメントシステム「SHERPi(シェルピ)」をリリースしたと発表した。10年以上の業界経験を持つ同社の創業者が、M&Aの膨大な業務負担を低減し、人材不足によるクオリティ低下を防ごうと開発した。

(出所:MST Engagement)

SHERPiは、M&A業務におけるエグゼキューションに特化した一元管理ツールで、M&Aの膨大な実務負担を大幅に軽減し、チームの進捗を一元管理することで、アウトプット精度の飛躍的な向上を図る。

主な機能として、M&Aの各種ストラクチャーに応じたスケジュールの自動作成や調整ができるガントチャートや、TODO管理のカンバンボードがあり、この2つを連携させることで、より管理機能を高められる。また、ティーザーや市場分析、ターゲットリスト、ストラクチャー分析、契約書レビューなどの各種資料を作成する機能もある。こうした機能を活用することで、入社間もない新人でも一定の精度のアウトプットが出せるようになり、トッププレーヤーはより自分の案件に注力し、付加価値の高い業務に集中できるようになる。

また、今まで本業以外の事業としてM&Aを手がけていた金融機関や税理士、会計士事務所などもエグゼキューション実務をSHERPiで管理することで、対応力が高まるとしている。

近年、後継者不足を理由とするM&Aによる事業継承が増加しており、M&Aの年間件数も、2014年度の362件から21年度には4917件へと大きく伸びている。このため、今後、M&Aの支援機関数も増加するとみられるが、増加するM&A案件に対応するには人材確保や高い能力を持った人材の育成、作業効率化が課題となる。こうしたことから、同社の創業者が「多くのエグゼキューション実務はシステム化でき、業務の効率化でM&Aの活発化やアドバイザーのクオリティ向上が図れるはずだ」と考え、開発をスタートさせたという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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