国内鹿児島県と日立ハイテクネクサス(東京都港区)は9日、日立製作所および日立ソリューションズが開発した温度検知ラベルによる温度管理サービス「MiWAKERU(ミワケル)」を活用し、水産物をはじめとした鹿児島県産品の鮮度保持、および付加価値向上による販路拡大を図るため、連携協定を締結した。
日立ハイテクネクサスは、ことし1月、同県の「令和5年度かごしまのさかな稼ぐ輸出応援事業」で、同サービスを活用し、同県産の養殖カンパチがシンガポールの飲食店に到着するまで、エンド・トゥ・エンドでの温度モニタリングを実施。モニタリングの結果、カンパチの「鮮度の見える化」が可能となり、安全安心な輸送品質を実現できたことに加え、過剰投入されていた保冷剤数の削減により、輸送コストやCO2排出量の削減効果が期待できることを実証した。
この実証により、同県と日立ハイテクネクサスは同サービスをさらに有効活用し、同県産品の鮮度保持および高付加価値化による販路拡大を図るため、協議を続けてきたが、このほど同県と引き続き県産品の付加価値向上による販路拡大を図ることで合意、同連携協定の締結に至ったとしている。
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