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ヤマト、鹿児島県など4者と県産品の販路拡大で連携

2017年1月25日 (水)

ロジスティクスヤマトホールディングスは25日、鹿児島県、鹿児島アグリ&フード金融協議会、ANA総合研究所――の4者で鹿児島県産品の販路拡大・観光促進を図るため連携協定を締結すると発表した。4者は県内の生産者や事業者に対し、国内外への県産品の販路拡大や手ぶら観光サービスを通じた観光促進などを目指す。

具体的には、ヤマトホールディングス・ANAグループは、ヤマト運輸のアジア圏へ最短翌日に配送する国際間の小口保冷輸送サービス「国際クール宅急便」を通して県産品を鮮度を保ったまま海外まで届ける。

さらに生産者や事業者が海外とのビジネスを積極展開できるよう、輸出支援セミナーの開催や輸出時に必要な書類の作成のサポートを行い、海外販路の拡大を支援。国内でも新たな輸送スキームを構築し、全国翌日配達などすばやい配送で県産品の販路拡大を支援する。

また、鹿児島中央駅と鹿児島空港でスーツケースなどの手荷物を預かり、当日中に県内の宿泊施設に配送する「手ぶら観光サービス」の実現に向けて取り組む。

鹿児島県は、国内外でヤマト運輸とANAグループによる小口輸送を中心とした物流ネットワークの活用促進を通じて販路拡大に向けた生産者や事業者の取組支援などを行うとともに、観光PRや手ぶら観光サービスの利用を促進し、国内外からの観光客の誘致と満足度向上を図る。

鹿児島アグリ&フード金融協議会は、各種ファンドの活用や商談会の開催により生産者の商流構築を支援し、県産品の販路拡大や農業従事者の所得向上を目指すほか、県産品の販路拡大・PRし、観光客の誘致と満足度向上に取り組む。