調査・データマイナビは12日、今年6月の「アルバイト・パート平均時給レポート」を公表した。物流2024年問題に直面する「配送・引越・ドライバー」は1249円で、調査開始以来最高の水準となった。
レポートによると、全国平均時給は1245円で、前月比10円、前年同月比55円の増加。前年同月比では22か月連続の増加となった。求人件数は前年同月に比べ1.13倍だった。
職種別では、働き方改革への対応など物流2024年問題に直面している「配送・引越・ドライバー」が前月比35円、前年同月比104円と大幅にアップ。求人件数も前年同月比で1.31倍となっている。前月に比べて時給がアップしたのは、「配送・引越・ドライバー」をはじめ、「医療・介護・保育」や「軽作業」「エンジニア・サポート・保守」など10職種で、「イベント・キャンペーン」や「営業」、「工場・倉庫・建築・土木」など6職種が前月に比べて時給がダウンした。
東京・名古屋・大阪の三大都市圏の平均時給は1288円で、前月比で14円、前年同月比で52円の増加だった。やはり「配送・引越・ドライバー」の時給が上昇しており、1305円と前月比38円、前年同月比で118円増加し、調査開始以来の最高額だった。求人件数も前年同月比の1.35倍と増加した。
同社は「物流業界では、4月に働き方改革関連法の時間外労働の上限制限が適用されるようになり2か月が経つが、引き続き人材ニーズが高まっていることがうかがえる」と指摘している。
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