ロジスティクス日本倉庫協会は22日、倉庫の面積の扱いの変更について会員に通知した。建築基準法に基づき、自動ラック式倉庫の床面積を算定する際の高さが5メートルから8メートルに変更されることになったことに伴うもの。
これまでの運用では、自動ラック式倉庫の容積率を算定する際、5メートルの高さごとに床面積が算定されていたが、今後は8メートルごとに算定されることになった。ただし、これは8メートルごとの算定で床面積3000平方メートルを超える場合に適用され、3000平方メートル以下の場合は、従来通り5メートルとして取り扱われる。
物流効率化のため、倉庫の無人化・自動化が進められるなか、今後、階層を持たないビル型自動ラック式倉庫や階高に応じた自動ラック式倉庫の増加が見込まれるため、現状の運用では実情に合わないとして、建築基準法における容積率算定の運用上の見直しが求められていた。
運用の変更によって、3000平方メートルを超える規模の倉庫では、8メートルごとに床があるものとして取り扱われることになる。これによって自動ラックへの保管数量が増え、保管効率が高まると期待される。
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