環境・CSRデロイトトーマツグループ(東京都千代田区)は19日、東京海上日動火災保険(東京都千代田区)が開発した「カーボンクレジット・レピュテーション費用保険」で、トーマツグループの多様な専門性を結集したクライシスマネジメントサービスを提供する。
今回の両社の取り組みでは、東京海上日動が企業が購入したクレジットに疑義が生じた場合の対応費用を補償する保険を開発・販売し、万が一実際に保険の対象となるような事由が発生した場合に、デロイトトーマツが保険契約者の対応を支援するというもの。同サービスでデロイト トーマツではコンサルティング、フィナンシャルアドバイザリー、法務・税務、リスクアドバイザリーといったグループ内のサービスを結集し、対応する。
同保険の対象事由は、被保険者が購入したカーボンクレジットの対象プロジェクト(カーボンクレジットを創出する事業)に対するグリーンウォッシング批判の発生に伴い、購入者が批判を受けることなど。対象となる費用は、企業として対策を講じるために必要となる危機管理コンサルティング費用や弁護士相談費用、マスメディアやネット投稿への対応として必要な報道状況分析費用やネット投稿削除費用、事実関係の公表・説明を目的とした危機対策本部設置や緊急会見・社告費用など、被害の収束に向けて支出した費用に対する保険金の支払いなどとしている。
保険の対象となる事由が発生した場合、デロイトトーマツが提供可能なサービスは、初動対応、調査、クライシスコミュニケーション、訴訟・係争などに関わる幅広い専門領域にわたり、その中から各個別案件ごとに必要と判断されたものをグループ各社が連携して提供するという。
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