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アルプス物流1Q、電子部品物流が低調

2024年7月30日 (火)

調査・データアルプス物流が30日発表した2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比5.9%増305億4700万円、営業利益が同11.9%減の12億5100万円、最終利益が19.1%減の8億3500万円と減収減益だった。

主力の電子部品物流事業は、売上高が3.8%増の160億6400万円、営業利益が40.2%減の5億2900万円と増収減益だった。航空輸送貨物の海上輸送へのシフトなどによる減少、生産停滞などによる既存貨物の取扱量減少など厳しい環境下のなか、新規顧客への拡販活動などに注力し増収。一方で利益面では、新倉庫立ち上げに伴う一時的な費用の発生、労務費、賃借料などの固定費増加の影響もあり減益となった。

消費物流事業は、売上高が6.7%増の76億3900万円、営業利益が39.2%増の4億8200万円。生協宅配ビジネスの新規受託による増加、通販・EC(電子商取引)物流での新規顧客への拡販活動や既存顧客の荷動きが堅調に推移したことなどで増収となった。利益については、ビジネス拡大に伴う支払い運賃の増加などがあったが、増収効果、自働化による効率の改善などにも取り組み増益となった。

アルプス物流は今後、ロジスティードによる株式公開買い付け(TOB)が8月中旬をめどに控えており、TOB成立後は上場廃止となるため、今期の通期業績予想は公表していない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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