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NEXCO中日本、茨城大とCO2回収技術研究に着手

2024年8月1日 (木)

環境・CSRNEXCO中日本(中日本高速道路)はこのほど、高速道路事業の脱炭素の取り組みとして、二酸化炭素回収技術の共同研究に着手し、同時に環境配慮型コンクリートを導入したと発表した。

▲環境配慮型コンクリート打設状況(出所:NEXCO中日本)

二酸化炭素回収技術においては、茨城大学カーボンリサイクルエネルギー研究センターとCO2回収技術(湿度スイング法)を高速道路で実用化する研究に着手する。湿度スイング法は、大気中のCO2をフィルターで吸着後、水を用いて脱離して回収するもの。これまで、同方法によるCO2回収技術は、実構造物での実証例がないため高速道路で技術開発を行う。

同社は2023年11月に、「環境配慮型コンクリート設計・施工管理要領(低炭素型コンクリート編)」を制定し、ことし7月に、高速道路で初めて環境配慮型コンクリートを用いて北陸自動車道・阿久和川橋(上り線)のコンクリート製防護柵を施工した。

環境配慮型コンクリートでは、コンクリートの材料であるセメントの一部を製鉄所や石炭火力発電所から排出される高炉スラグやフライアッシュなど別の材料に置き換えた混合セメントを使用することで、CO2排出量の削減が可能になる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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