調査・データ都市型農園を推進する活動に取り組む「そらばたけ」(神戸市中央区)は8日、神戸市郊外の農家が育てた新鮮な野菜を、市中心部の三宮まで中距離高速路線バスで配送する実証事業「KOBEベジバス」を9月から開始すると発表した。貨客混載で効率的に野菜を配送し、地産地消の推進を図る。
KOBEベジバスでは、神戸市西区の農家が栽培した新鮮な有機野菜を、地元の神姫バスで同市中央区の三宮エリアまで配送する。三宮はJRや阪神、阪急などの駅が集まる神戸の中心地で、多くの市民に地元野菜の良さを知ってもらい、地産地消を進めるのが狙い。また、輸送の効率化とともに、路線バス網の維持を図る。
販売は9月2日から開始。季節の野菜10種を隔週5回届ける「隔週5パック」(1万2500円)と年間契約があり、いずれもオンラインによる事前予約が必要になる。野菜の受取場所は、神姫バス「三ノ宮東のりばツアー待合所」など複数から選べる。
今回の実証実験は、そらばたけのほか、神姫バスや地元農家などが連携して進めており、神戸市のKOBEゼロカーボン支援補助金制度を活用している。
そらばたけでは「バスの輸送空間を有効活用し、通常の乗客と野菜を一緒に運搬することで、地域の有機農家と消費者を直接結び付けたい。また、輸送時のCO2排出量を削減し、環境負荷を減らすことにも貢献する」としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com