調査・データ福山通運が8日に発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比2.9%増の737億3400万円、営業利益が同25.9%減の31億7500万円、最終利益が6.8%増の36億1000万円と増収最終増益だった。
運送事業は、売上高が2.2%増の575億5700万円、営業利益が31.1%減の23億7600万円と増収減益。ドライバー不足による集配能力の低下を補うため、集配業務の委託費用が増加した。外注作業員の増員や高速自動仕分け装置の導入による効率化、輸送モードの多様化による輸送能力の確保に取り組んだという。
貸切事業では、専用ブロックトレインを活用した貸し切り輸送サービスの提供も含めた営業を強化し、大口案件の獲得を含め、取扱件数が増加。売上高が6.9%増の61億9000万円、営業利益が8.7%増の5億5700万円と好調だった。
流通加工事業は、拡充している倉庫を活用した複合一貫輸送サービスの提供を中心とした積極的な営業展開と稼働率の向上による売上の拡大に努め、売上高が2.5%増の54億5700万円、営業利益が12.4%増の9億1400万円と増収増益にまとめた。
国際事業は、アジア近海の海上運賃の上昇や、タイの総合物流会社の新規連結などがあったが、トラック輸送が低調に推移。売上高は7.1%増の28億4400万円、営業利益は29.7%減の9900万円と増収減益だった。
通期業績は、売上高が前年比4.8%増の3013億円、営業利益が同14.9%増の120億円、、最終利益が44.2%増の113億円を見込んでいる。
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