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飯野海運1Q、外航海運堅調で増収増益

2024年8月9日 (金)

財務・人事飯野海運が9日発表した、2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比16.4%増の381億6700万円、経常利益が同27.2%増の64億1400万円、最終利益が42.1%増の67億4400万円と増収増益だった。

外航海運業は、売上高が18.1%増の320億5900万円、営業利益は71.5%増の47億3100万円と好調だった。大型原油タンカー市況は軟調傾向だったが、長期契約により安定収益を確保。ケミカルタンカー市況も好調で、高運賃のスポット貨物も取り込むなどして採算を確保した。LPG(液化石油ガス)船市況は堅調、LNG(液化天然ガス)船市況は回復傾向にあり、安定収益を確保した。ドライバルク船市況も主要貨物の海上荷動きが堅調に推移した。

内航・近海海運業は、売上高が18.4%増の28億8600万円、営業利益が4.2%減の6200万円と増収減益。内航ガス輸送の市況は、複数プラントの定期修繕の実施や、慢性的な内需の冷え込みにより荷動きが低迷したが、内航海運業法などの改正に伴う船員労働時間の規制により船腹需給は引き締められ、堅調に推移した。近海ガス輸送の市況は引き続き堅調に推移し、既存の中長期契約に基づき安定的な貸船収入を確保した。

通期業績は、売上高が前年比5.1%増の1450億円、経常利益が同15.6%減の184億円、最終利益が12.9%減の172億円と増収減益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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