財務・人事NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は9日、2024年12月期の業績予想を修正した。通期業績について、売上高を当初予想から700億円増の2兆5700億円、営業利益を170億円減の650億円、経常利益を170億円減の620億円、最終利益を150億円減の400億円とした。
国際貨物の取り扱いに回復の兆しが見られることから、売上高は当初を上回る見込みとなったが、物流コストの高止まりや人件費などのコスト上昇により、利益面は下振れると予想した。
同日発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比10.4%増の1兆2498億9300万円、営業利益が同52.4%減の192億2400万円、最終利益が55%減の114億3900万円と増収減益だった。
ロジスティクスセグメント全体では、売上高が13%増の1兆824億800万円、営業利益は34.4%減の268億3200万円。売上高の内訳を見ると、日本の売上高が4.3%減の6124億1200万円、米州が5.8%増の783億9700万円、欧州が2.5倍の2373億9100万円、東アジアが5.7%増の43億9300万円、南アジア・オセアニアが0.7%増の724億3500万円と、海外は軒並み増加したものの、利益面では欧州以外が減益となった。
そのほか、物流サポートは、売上高が1.3%減の2063億7700万円、営業利益が19.2%減の52億6400万円と低調。警備輸送は、売上高が1.8%増の344億8800万円、営業利益が0.9%減の17億600万円と増収減益。重量品建設は、売上高が11.7%減の228億4400万円、営業利益が45.2%減の16億4400万円と大幅な減収減益だった。
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