ECアマゾンジャパン(東京都目黒区)は20日、昨年1年間の神奈川県での投資額が1500億円以上に上ったと発表した。2010年から23年までの同県への投資総額の18%に相当する。
同社によると、13年に同県で最初のフルフィルメントセンター(FC)を小田原市に開設し、16年には川崎市に2拠点、22年に1拠点開設するなど同県への投資を継続してきた。23年までの投資総額は8300億円以上になる。
ことし4月には先端テクノロジーの設備を備える「Amazon相模湖FC」を新たに相模原市に開設したほか、デリバリーステーション(DS)などのインフラ整備や人件費を含む事業運営費などで、23年の投資額は13年の5倍となった。特に相模湖FCは延床面積が15万平方メートルと、東京ドーム3個分の広さをを誇り、国内最大のAmazon Robotics(アマゾンロボティクス)を導入した。
こうした投資は同県地域経済に波及効果をもたらしており、23年には間接的な働く機会を2万6000以上創出したと試算されている。これは13年に比べ6倍の雇用創出効果となっている。
また、アマゾンに出品する県内の販売事業社は、9000社以上で、その多くが中小企業で占められている。23年、県内の販売事業者はアマゾンを通じて、数千万点以上の商品を販売し、販売個数は前年比で10%以上増加した。
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