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丸紅、米シェールガス事業を完全子会社化

2026年6月17日 (水)

M&A丸紅は17日、米国テキサス州のバーネット・シェール層で天然ガスの開発・生産事業を手がけるイーグルリッジエナジーII(米国)の全持分を取得し、完全子会社化したと発表した。

イーグルリッジは、丸紅が保有する米国天然ガス権益のパートナー兼オペレーターとして事業を展開してきた。事業エリアであるバーネットは米国を代表するシェールガス生産層の一つで、多数の井戸掘削による豊富な生産実績を有しており、今後も安定した生産が期待されている。

▲現地での天然ガス生産の様子(出所:丸紅)

また、近年のAI(人工知能)活用拡大を背景に、米国では大量の電力を必要とするデータセンターの建設が続いており、主力電源であるガス火力発電の需要拡大に伴い、天然ガス需要の成長も見込まれている。加えて、バーネットはダラス近郊に位置し、テキサス州内の需要に加え、LNG(液化天然ガス)輸出ターミナルを含む米国メキシコ湾岸地域の需要も取り込むことが期待されている。

今回の買収により、丸紅は天然ガスと天然ガス液を合わせて日量170ミリオン・キュービック・フィート・エクイバレント(LNG換算で年間130万トン)の生産規模を有することになる。これはLNG船19隻分に相当し、今後はイーグルリッジの操業能力を活用しながら、丸紅が主体となってガス生産を推進する。

丸紅は中期経営戦略「GC2027」において、2027年度までの3年間で2000億円を資源投資に配分する方針を掲げており、本件もその一環となる。資源投資では、エネルギートランジションに対応する天然ガスを中心とした既存資産の拡張を進める。

同社は北米を中心とした天然ガスバリューチェーンの構築を戦略の一つに掲げており、米子会社MIECOを通じた天然ガストレーディング事業や、世界各地で参画するLNGプロジェクト、グローバルなLNGトレーディング事業との連携を強化することで、天然ガスバリューチェーンの付加価値向上を図る。

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