M&AANAホールディングス(ANAHD、東京都港区)は17日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「ANA未来創造ファンド」を通じて、再利用可能な宇宙輸送ネットワークの構築を目指すドーン・エアロスペース(ニュージーランド)に出資したと発表した。
ドーン・エアロスペースは、地球と宇宙の経済圏をつなぐ持続可能かつ拡張性の高い宇宙輸送の実現を目指すスタートアップ企業。安全性やコスト競争力に優れたグリーンな衛星推進システムを商用化しており、50機を超える衛星での運用実績を持つ。また、2028年の実証を予定する軌道上燃料補給サービス「Loop」の開発を進めるほか、ロケットの性能と航空機のような再利用性を組み合わせたスペースプレーン「Aurora」の開発にも取り組んでいる。Auroraはすでに超音速飛行を達成しており、2027年には1日のうちに2回宇宙へ飛行することを計画している。
ANAグループは「次は、宇宙へ。」をスローガンに宇宙分野での新たな事業創出を推進している。グループの宇宙関連産業における商社機能を担う全日空商事は2025年にドーン・エアロスペースと基本合意書を締結し、同社が開発する超音速スペースプレーンを活用した宇宙実証サービスの日本市場展開に向けた取り組みを進めている。
今回の出資を通じて、ANAグループとドーン・エアロスペースの強みを掛け合わせ、持続可能な宇宙モビリティー基盤の構築に貢献するとともに、宇宙事業領域における新たな価値創造を推進していくとしている。
なお、ANA未来創造ファンドは2024年4月に設立されたファンドで、ファンド規模は80億円。宇宙や次世代モビリティー、ドローン、AI(人工知能)、カーボンニュートラル関連技術などを主な投資対象としている。
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