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JFE東日本製鉄所、AIクレーン実装へ

2026年6月17日 (水)

荷主Proxima Technology(プロキシマテクノロジー、東京都千代田区)は17日、JFEスチールと二次抵抗制御方式の天井クレーンを高精度に自動運転できるレトロフィット型自動化ソリューションの基本技術を開発したと発表した。今後、JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)の天井クレーンへの実装を予定しており、その後は全地区への導入を進める。

製鉄所や物流拠点では、巻線形誘導電動機を用いた二次抵抗制御の天井クレーンが広く稼働している。しかし、操作入力がノッチ刻みで離散的であることや、吊り荷重量やレール状態によって速度が変動すること、極低速域で運転速度が不安定であることから、高精度な自動運転の実現が課題となっていた。このため、自動化にはインバーター制御への改造が一般的だったが、高額なコストや長い工期が必要だったという。

今回開発した技術では、Proxima Technologyの制御AI(人工知能)「Smart MPC」を活用。クレーンに搭載した距離計や慣性計測ユニット(IMU)などのセンサー情報を基にAIが駆動特性を自律的に学習し、吊り荷重量などが変化する環境でも高精度な振れ止めと位置決めを実現する。半日程度の運転データによる学習が可能で、オンライン学習と組み合わせることで短期間で高い制御性能を発揮するという。

また、JFEスチールが培ってきたクレーン自動化技術と組み合わせることで、横走行操作を含むクレーン自動運転を実現。本技術により、従来は自動化が困難だった二次抵抗制御天井クレーンについても、インバータ制御への置き換えを行うことなく、短期間・低コストでの自動化が可能になるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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