
(出所:リサ・パートナーズ)
財務・人事リサ・パートナーズ(東京都港区)は17日、茨城県笠間市で計画されているHazmat倉庫(危険物倉庫)開発事業に対し、総額10.5億円のメザニンファイナンスを実行したと発表した。シニアローンとエクイティの中間に位置する資金を供給し、危険物物流インフラの整備を後押しする。
計画地は茨城県笠間市で、敷地面積は2万2000平方メートル、延床面積は9700平方メートル。施設はHazmat倉庫7棟と一般倉庫2棟で構成し、2026年内の完成を予定する。
Hazmatは危険物を意味し、Hazmat倉庫は危険物を安全に保管、取り扱うために設計された施設を指す。近年はEC(電子商取引)市場の拡大、リチウムイオン電池関連製品の流通増加、半導体関連需要の高まりに加え、化粧品、香料、アルコール類など危険物に該当する商品の取扱量が増えている。荷主側でも法令順守や安全管理への要求が高まり、専用設備や管理体制を備えた保管施設の必要性が増している。
一方、危険物倉庫は規制対応や運営ノウハウが求められるため、一般倉庫に比べ供給が限られる。物流施設開発が広がるなかでも、危険物対応の保管スペースは不足感が残りやすい分野とされる。リサ・パートナーズは、こうした需要の拡大を見込み、開発資金を支援する。
同社は全国180を超える提携金融機関とのネットワークや、シンガポール現地法人を通じた東南アジアでのネットワークを活用し、国内外の企業に投融資を行ってきた。今回の案件では、物流不動産のなかでも専門性の高い危険物倉庫を対象に、メザニンファイナンスを活用することで、開発事業者の資金調達と資本効率の向上を支援する。
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