中国船社がRORO船サービス、横浜に年12回寄港

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングスは29日、日本通運が日本総代理店業務を務める中国の船会社・山東港口航運集団（SPGS）が、新たにRORO船サービスを開始したと発表した。

SPGSは、中国山東省青島に本社を置く国営企業の山東省港口集団のグループ会社で、中国国内の内航航路や中-韓間の貨客フェリーなどの運航を行っている。日本通運は2022年12月から、SPGSの日本総代理店業務と、東京・横浜・大阪・神戸でのコンテナターミナル業務を受託している。

▲大黒ふ頭に入港したSPGSのRORO船「PES ALIOTH」（出所：NIPPON EXPRESSホールディングス）

今回新設したRORO船サービスは、既存のCKDD（China-Korea Daily Delivery）サービスを拡大する形で、山東省港湾を中心とした中国各港と日本各港、フィリピン、韓国などの北東アジア間で運行するもの。19日朝に初便としてRORO船「PES ALIOTH」が横浜の大黒ふ頭に入港・着岸した。輸出貨物として日本の自動車メーカー車200台の積み込み作業を実施し、同日午後に連雲港向けに出港している。

今後は横浜港に年間12回程度の寄港を予定しており、コンテナ定期船サービスと並ぶ新たなサービスとして、需要に応じた不定期配船として運航していく予定だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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