環境・CSR近畿運輸局は29日、2023年中に報告された近畿地方における事業用自動車の交通事故の概況を発表した。これによると、前年に比べて事故件数、死者数、および負傷者数が増加しており、特に死傷事故や健康起因の事故が大幅に増えていることが明らかになった。
報告された交通事故の件数は747件であり、そのうち301件が死亡事故を含む重大な事故であった。これは前年の278件から23件の増加を示している。事故の内訳としては、死傷事故が94件、衝突事故が72件、健康起因の事故が40件、火災が24件、車内事故が23件発生している。特に死傷事故、車内事故、および健康起因の事故が前年よりも顕著に増加しており、これが全体の増加に寄与している。
自動車運送事業者には、重大事故が発生した際には自動車事故報告規則に基づき、国に報告する義務がある。今回のデータは、事業用自動車の安全運行の現状を反映したものであり、近畿運輸局はこれをもとにさらなる安全対策の強化を呼びかけている。
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