ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

TOPPAN、開封検知機能付きICタグラベルを開発

2024年9月5日 (木)

▲ICタグラベルイメージ(出所:TOPPANホールディングス)

サービス・商品総合印刷企業のTOPPANホールディングスは5日、同社グループ会社のTOPPANデジタル(東京都文京区)が、UHF(極超短波)とNFC(近距離無線通信)の2種類に対応可能な開封検知機能付きICタグラベルを開発したと発表した。医療医薬業界を中心に展開し、ことし10月より販売を開始する。

同製品はUHFとNFCの2種類の周波数帯に対応した開封検知が可能で、医薬品開封時における回路部の切断前後で読み取りデータが変化することで、断線・開封を検知できる。これにより、医薬品や医療機器の正確な使用開封確認を実現し、管理者や患者が安心して製品を使用できる。

従来は、物流在庫管理などの長距離管理はUHFラベル、医者や患者による医薬品の真贋判定・商品情報の閲覧などはNFCラベルを使い分けていたが、同製品では1枚のICタグラベルで長距離での物流在庫管理から、医者・患者の手元のスマートフォンによる商品情報の閲覧までが可能。これにより、製品の製造現場から実際に使用される医療現場まで、医療医薬業界の全般工程でのトレーサビリティを実現し、物流管理者が行う在庫管理や製品の厳格な検品管理における負荷軽減が実現する。

同社は同製品を、9月11-13日に東京ビッグサイトで開催される「第26回自動認識総合展」に展示する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com