調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は4日、市場調査レポート「産業用包装:市場シェア分析、産業動向・統計、成長予測(2024-2029年)」の販売を開始した。
同調査レポートによると、世界の産業用包装の市場規模は、2024年に662億7000万米ドルに達し、24-29年の予測期間中に年平均成長率(CAGR)7.12%で成長、29年には934億5000万米ドルに達すると予測している。
産業用包装市場は、世界の輸出入活動に大きく依存しており、ドラム缶やペール缶のような製品は重工業から大きな需要がある一方、マテリアルハンドリングコンテナや中間バルクコンテナ(IBC)のようなほかの製品は、物流や物品の短距離輸送に応用されている。産業用包装は過去数十年間、消費者用包装に比べてほとんど注目されてこなかったが、最近になって、世界中の政府や組織が安全で持続可能な産業用包装の重要性を認識するようになったという。
市場では、持続可能でリサイクル可能な産業用包装に対する需要の変化に伴い、各社が革新的な製品を発表。23年5月、FlexSack(フレックスサック)は、消費者使用後樹脂(PCR)含有率30%の大型バルクサック「FlexSack-eco」を発売、同社によると、この種のイノベーションは北米で初めてだとしている。
また同調査レポートでは、物流コストや素材費を削減し、サプライチェーン全体の効率を高める必要性が高まっていることなどが、予測期間中に産業用包装メーカーの投資と技術革新を促進、産業用包装市場をけん引すると予測している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com