ロジスティクス産業ロボットとその管理システム開発TriOrb(トライオーブ、北九州市小倉北区)は18日、北九州市が実施する2024年度「企業変革・スタートアップ・グロースサポート事業(市内スタートアップ成長支援プログラム)」の「事業展開支援枠」に採択されたと発表した。
同事業は、未来の地域経済を牽引するような市内スタートアップの成長、優れた技術・斬新なビジネスアイデアを有する市内外のスタートアップによる行政課題の解決や市内企業との協業を通じたイノベーションを創出することで、同市の経済成長および課題解決に貢献することを目的とした事業。「事業展開支援枠」は、市内スタートアップによる製品・サービスの売り上げ拡大のための活動に係る調査・検討・開発・検証・準備などに対する資金支援・伴走支援を行うもの。
同社が開発した「TriOrb BASE(トライオーブベース)」は、従来の車輪式やオムニホイール式とは一線を画す、球体を駆動部とする全く新しい移動機構。この技術により、あらゆる方向へのスムーズな移動と高精度な位置制御が可能となり、製造現場における生産ラインの柔軟性と効率性を飛躍的に向上させるとしている。
今回採択された同事業では、「TriOrb BASE」を活用した協調搬送システムを実装し、複数セットの協調搬送に対応可能なFMS(車両管理システム)を開発。これにより、変種変量生産、労働人口の減少、DX推進といった製造現場の課題に対応し、フレキシブルな生産ラインの実現、自動化とコスト競争力の向上を図るという。
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