
▲パイロット着火式水素4ストローク高速エンジンの試験ベンチ(出所:ヤンマーホールディングス)
調査・データヤンマーホールディングス傘下のヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区)は2日、日本財団の「ゼロエミッション船の実証実験にかかる技術開発助成プログラム」による内航船舶向け「発電用パイロット着火式水素4ストローク高速エンジン」の陸上実証試験で、定格出力500キロワットでの運転に成功したと発表した。
今回実証したパイロット着火式水素エンジンは、少量のディーゼル油を点火源(パイロット燃料)として、水素燃料と空気の予混合気を燃焼させる方式。この運転により、同方式の水素エンジンとしては、世界最高レベルの水素燃料比率と500キロワットの出力を、業界に先駆けて実現した(同社調べ)。
今後は、パイロット燃料としてバイオ燃料を使用することでゼロエミッション化試験を引き続き実施する一方、2026年の実証運航に向け、船級認証の取得を目指す。
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